警備業の概況(令和元年)

警察庁は2020年6月に、令和元年度の「警備業の概況」を公表しました。
2019年の警備業界の警備員数、売上等、前年度と比較してどうだったのか、目についた部分を中心にご紹介させていただきます。

警備業者の数

2019年の警備業者数は昨年よりも194業者(2.0%)増加した、9,908業者となっていました。
さらに業務の区分ごとの警備業者数は、

  • 1号業務・・・7,046業者(58増)
  • 2号業務・・・7491業者(169増)
  • 3号業務・・・696業者(23減)
  • 4号業務・・・680業者(370増)

となっており、3号業者を除くすべての業務で業者数は増加していました。
それ以前の状況と変わらず、年々業者数は増加し警備業界は拡大し続けているようです。

警備員の数

警備員の数は、昨年と比較して、16,120人(2.9%)増加した570,727人で、なかでも女性警備員の数は、昨年と比較して、2,909人(8.5%)増の36,973人と大幅に増加しています。
昨今警備業界では、深刻な人手不足に苦しめられていますが、業界全体としてはどんどん人が増えていっているようです。

警備業界の売上高

最後に警備業界全体での売上高ですが、回答業者8,856業者の合計の売上高は、3兆5534億円でした。
昨年が3億4761億円でしたので、わずかではありますが増加しているようです。

まとめ

いかがだったでしょうか?大幅な上昇というほどではないにせよ、毎年安定して業界が拡大していっている印象があります。
なかでも女性警備員の増加は、現状の警備業界に求められているものが、如実に表れているのではないでしょうか?
今年度はコロナの影響もあり、なかなか思った通りの経営が出来ず、苦しい状況ではありますが、新しい警備の形を模索するいい機会になるのかもしれません。
それ以外にも様々な警備業界に関する概況が公開されていますので、興味のある方は、警察庁HPをご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました