全警協「就職氷河期世代」支援、愛知でスタート

無料で「施設警備2級」取得、9人がチャレンジ

全国警備業協会(中山泰男会長)は10月23日、業界の警備員不足問題に対応するため厚生労働省から委託された「就職氷河期世代向けの短期資格等習得コース事業」を愛知県でスタートさせた。
同事業は1990年以降バブル崩壊など厳しい雇用環境のため希望通り就職できなかった35?54歳の就職氷河期世代で、無職または警備業や他の業種で働く非正規社員が対象。交通誘導警備業務2級と施設警備業務2級を取得するための講習を無料で受けられるもの。
1回目は施設警備業務2級を取得するコースで、会場となった愛知県警備業協会には35?54歳の9人の受講者が参加した。受講者は愛知警協会員会社の非正規警備員と専用サイトを閲覧した応募者だった。
開講式で全警協の楯悦男常務理事は「本事業は安定就労を目指す就職氷河期世代の方と人手不足の業界傘下企業とのマッチングを図るもの」と趣旨を述べた。
来賓の愛知労働局職業安定部訓練室の福崎守室長は「雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い今も課題に直面している方々を支援したい」と呼び掛けた。
コース1週目の23・24日は「必要な知識の習得」、2週目の28・29・30日は「警備員検定講習」、3週目の11月4・5・6日は「警備員検定講習」と「実技・学科試験」の実施、4週目の12・13日は大型商業施設など県内3か所の「職場見学」で講習を終了。29・30日は会員会社10社による「合同企業説明会」を開く予定だ。
今後の予定は、全警協・研修センターふじの(神奈川県相模原市)で施設2級(10月19日?11月6日)、埼玉県警備業協会総合センターで交通誘導2級(12月1日?20日)、北海道警備業協会で施設2級(12月1日?20日)の開催が決まっている。
警備保障タイムズより引用

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