片側交互通行の交通誘導ミスで2人死傷、警備員の男に有罪判決

北九州市八幡東区の県道で2016年12月、交通誘導ミスで2人を死傷させたとして業務上過失致死傷罪に問われた警備員の男の被告(67)に対し、福岡地裁小倉支部は15日、禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑・禁錮1年6月)を言い渡した。
 判決によると、被告は16年12月9日、片側交互通行の県道で車を誘導していた際、介護士の男性(当時39歳)のバイクへの停止合図が遅れ、反対方向から来た無職男性(50歳代)のバイクと衝突して介護士を死亡させ、無職男性に頭部打撲などのけがを負わせた。
 鈴嶋晋一裁判長は判決で、「介護士のバイクの接近をエンジン音などで認識しながら、無職男性のバイクに気を取られて合図が遅れた。過失の程度は大きい」と述べた。
Yahoo!ニュースより引用

5年前にあった事故のようですが、事故が起きた当時の記事ではこのように書かれていました。

バイク同士の正面衝突事故は交通誘導ミスと判断、警備員を書類送検

昨年12月に福岡県北九州市八幡東区内の県道で発生したバイク同士の衝突死傷事故について、福岡県警は5日、現場となった区間で交通誘導を行なっていた警備員2人と、現場責任者1人を業務上過失致死傷容疑で書類送検した。
福岡県警・八幡東署によると、問題の事故は2016年12月9日の午後2時10分ごろ発生している。北九州市八幡東区河内1丁目付近の県道を走行していた2台のバイクが正面衝突して転倒。一方のバイクを運転していた39歳の男性が胸部強打で死亡するとともに、もう一方のバイクを運転していた53歳の男性も重傷を負った。
現場は片側1車線の緩やかなカーブが連続する区間だが、事故当時は補修工事のために1車線の通行を規制して片側交互通行を実施。規制区間の両端には警備員を配置し、無線連絡による交通誘導を行なっていたが、事故を起こしたバイクについては双方とも抑止や通行の連絡をしておらず、これによって事故に至ったものと判断された。
このため警察では事故当時の現場にいた警備員2人と、この2人を指導や管理する立場にあった現場責任者に事故の責任が生じているとして、この3人を業務上過失致傷容疑で。実際に事故を起こした双方のバイク運転者を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害、過失致死)で書類送検した。
response.より引用

記事だけでは詳細はわかりませんが、警備員は一切誘導をしていなかったのでしょうか?
交通誘導の過失で、ここまで大事になった事故は見かけた記憶がありません。記事のなかでも福岡県内で初の書類送検と書いてあったので、よっぽどずさんな対応をしていたのかもしれません。
こういった記事を見ると警備の仕事というのは、人の安全や生命を守る、責任の重い仕事なのだなと痛感させられます。

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