eラーニングに備える
埼玉県警備業協会(山﨑守会長)は、全国で初めてパソコン画面で受けられる現任教育「いつでも現任教育」を4月5日にスタートした。「非対面型」の講義に道を開いた改正警備業法施行規則(2019年8月施行)に基づく対応で、協会内に設置した専用PCを使い、マウスをクリックするだけの簡単な操作で教育が受けられる環境を整えた。複数人が1か所に集まりにくいコロナ禍の下、将来のeラーニング実施に備える取り組みだ。
協会が用意した新たな教育のパンフレットには、「空いている時間に現任教育」「いつでも現任教育」などの文字が並ぶ。コロナ禍で一堂に会した集合教育がやりにくくなった中、感染予防対策の一環として新たな教育手法を採り入れたと解説している。
新しい「PC教育」は、基本教育と業務別教育を合わせ、1日5時間を上限に2日で終了するプログラム。協会内の会議室には20台の専用PCが新設された。
講義は、画面に次々映し出される問題を解けない限り次には進めない仕組みだ。ただ問題はさほど難しくはなく、同協会は「従来の集合教育は夕方までかかっていたが、休憩時間を調整すれば午後の早めの時間に終えることもできる」と見込んでいる。あくまで受講者個々のペースで学べることがメリットだ。
機器の操作も簡単だ。電源を入れ、質問に対する答えをマウスでクリックして選択するだけ。万が一操作に疑問を感じても、部屋を巡回している協会職員に質問ができるため安心して受講できる。
この取り組みの立ち上げに携わった同協会の講師歴11年目の内田達也教育専門官は「高齢者に配慮した点がPC教育の大きな特徴。スマホなどを使って、いつでも・どこでも受講できるeラーニングという手法もありますが、スマホやタブレットにアレルギーを持つ高齢者は多く、一足飛びにはなかなかいきません」と話している。
PCのソフトに取り込んだテキストは従来の集合教育で使っていたのと内容的には同じだが、極力要点を絞って視覚に訴え、受講者を睡魔から守る工夫が凝らされている。
会社や受講する警備員の都合に合わせられる点もメリットだ。急な雨天で作業がキャンセルになった場合でも、午前11時までに受付を済ませれば、警備員の空いた時間を受講に充てることができる。また従来3か月先までが限度だった受講予約が半年先まで可能になり、業務の予定が組みやすい。
受講後は「教育実施簿」や「受講証明証」を作成・発行。会社は同書類を保管することで法定教育を実施した証明になる。
警備保障タイムズより引用
協会が用意した新たな教育のパンフレットには、「空いている時間に現任教育」「いつでも現任教育」などの文字が並ぶ。コロナ禍で一堂に会した集合教育がやりにくくなった中、感染予防対策の一環として新たな教育手法を採り入れたと解説している。
新しい「PC教育」は、基本教育と業務別教育を合わせ、1日5時間を上限に2日で終了するプログラム。協会内の会議室には20台の専用PCが新設された。
講義は、画面に次々映し出される問題を解けない限り次には進めない仕組みだ。ただ問題はさほど難しくはなく、同協会は「従来の集合教育は夕方までかかっていたが、休憩時間を調整すれば午後の早めの時間に終えることもできる」と見込んでいる。あくまで受講者個々のペースで学べることがメリットだ。
機器の操作も簡単だ。電源を入れ、質問に対する答えをマウスでクリックして選択するだけ。万が一操作に疑問を感じても、部屋を巡回している協会職員に質問ができるため安心して受講できる。
この取り組みの立ち上げに携わった同協会の講師歴11年目の内田達也教育専門官は「高齢者に配慮した点がPC教育の大きな特徴。スマホなどを使って、いつでも・どこでも受講できるeラーニングという手法もありますが、スマホやタブレットにアレルギーを持つ高齢者は多く、一足飛びにはなかなかいきません」と話している。
PCのソフトに取り込んだテキストは従来の集合教育で使っていたのと内容的には同じだが、極力要点を絞って視覚に訴え、受講者を睡魔から守る工夫が凝らされている。
会社や受講する警備員の都合に合わせられる点もメリットだ。急な雨天で作業がキャンセルになった場合でも、午前11時までに受付を済ませれば、警備員の空いた時間を受講に充てることができる。また従来3か月先までが限度だった受講予約が半年先まで可能になり、業務の予定が組みやすい。
受講後は「教育実施簿」や「受講証明証」を作成・発行。会社は同書類を保管することで法定教育を実施した証明になる。
警備保障タイムズより引用
「非対面型」でなおかつ「いつでも受講可能」というのは非常に魅力的です。
記事内でも書かれていますが、交通誘導警備員の場合は、当日急に仕事が中止になった場合、代わりにそのまま現任教育を受けに行かせることも可能になり、時間を有効に活用できることになります。
今年はこの件に限らず、いろんな面でデジタル化、効率化を目指していってくれるようなので期待しています。
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