セキュリティプランナー

セキュリティプランナーとは

セキュリティプランナー

 

警備業協会による資格認定登録を受け、協会認定セキュリティ・プランナーの名称を用いて、防犯・防災を主に、警備対象ごとの最適な安全を実現するためのプランを策定、提案、実行するスペシャリストのことをいいます。

 

 

セキュリティプランナーになるには

 

協会が行うセキュリティ・プランナー講習の全課程を受講し、修了考査(試験)に合格し、1年以内に資格認定登録の申請を行うことで資格を取得することが出来ます。

 

講習は3日間にわたって行われ、最終日に修了考査が実施されます。

 

修了考査は実技と学科に分かれており、それぞれ80%以上の正答率を出さないといけません。

 

警備業関連の資格では珍しく、有効期限が5年となっています。期限が切れるまいに更新講習を受講することで、資格の有効期間がさらに5年間延長されます。

 

受講資格

 

受講するには以下の条件を満たしていないといけません。

 

  • 満18歳未満の方
  • 破産手続き開始の決定を受けて復権を得ない者
  • 禁錮以上の刑に処せられ、又は警備業法の規定に違反して罰金の刑に処せられ、その執行を受けることがなくなってから5年を経過しない方
  • 最近5年間に、警備業法及び同法に基づく命令の規定等に違反し、又は警備業務に関し、警備業の要件に関する規則で定める重大な不正行為をした方
  • 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第12条若しくは第12条の6の規定による命令又は同法第12条の4第2項の規定による指示を受けた者であって、当該命令又は指示を受けた日から起算して3年を経過しない方
  • アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者

 

いわゆる警備員の欠格事項さえ満たしていれば問題ありません。

 

受講料

 

講習に使用する教本代及び修了考査の受験手数料込みで、38,500円かかります。

 

ただし、問題集は別売りなので、購入される場合は追加で2,640円(加盟員は2,300円)追加でかかります。受講する方は買っておいて損はないかと思います。

 

さらに開催される地域が限られていますので、地方にお住まいの方は別途宿泊費用がかかります。

 

申し込み方法

 

開催地域と日程が、全国警備業協会HPに掲載されていますので、そちらを確認してください。

 

受講希望する講習が決まったら、こちらの受講申し込みフォームで必要事項を入力して仮申し込みをしてください。

 

後日、郵送にて正式な受講申込書と、受講料振込用紙が届きますので、期日までに振込と受講申込書の送付することで申し込み手続きは完了です。

 

協会側で入金等確認できれば、テキストが届きます。

 

試験の合格率、難易度

 

セキュリティプランナー講習が開始された初期のころのデータだと、合格率は70%程度となっていますが、講師の方の話では最近は合格率90%程度はあるようです。

 

また、最近私自身がこの講習を受けたので、その感覚でいうと試験の難易度は、

 

検定1級 > 検定2級 > セキュリティプランナー > 指導教育責任者

 

という印象を受けました。

 

問題集の問題が一通り解けるようになっており、なおかつ講師の方が講習中に教えてくれるポイント部分をきっちり抑えておけば余裕で受かるレベルです。

 

 

セキュリティプランナーの資格を取ることでできること

 

正直、他の検定や指導教とは違い、この資格がないとできない仕事があるとか、そういった類の資格ではありません。

 

あくまでも警備のプランを作ったり提案するスペシャリストとしてのお墨付きがつくだけです。

 

しかし、会社や立場にもよるかと思いますが、警備の提案をしてくださいといった依頼というのは頻繁にある話かと思います。

 

警備計画を練るうえでの基本的な理屈や、関連する法律等も学ぶことが出来ますので、実務で警備計画を練ったり顧客に提案したりすることがある立場の人には役に立つ講習かと思います。