止血の仕方

止血の仕方

警備の勤務中に事故、事件に出くわして、大量出血している負傷者に出くわす事態が起こる可能性も十分あり得ます。

 

警備員として最低限止血の仕方等把握しておき、万が一の時にも落ち着いて対処できるようにしておきましょう。

 

止血の方法には基本的に直接圧迫法と間接圧迫法の二つがあります。

 

直接圧迫法

 

出血している傷口の上に直接布切れやハンカチ、ガーゼなどを当てて、その上から手や包帯、三角巾等で直接圧迫する方法です。

 

あまり大きくない動脈や静脈その他の毛細血管からの出血は、この方法で止血できることが多いです。

 

また傷口を直接手で触れるようなことはしないようにしましょう。ビニール袋等を手袋として活用することも出来ます。

 

 

傷が大きく開いている場合

 

傷の上にガーゼを当ててその上から手のひらで押さえつける。

 

四肢が傷ついて動脈の出血がひどい場合

 

傷ついたほうの手や足を高くし、頭部を低くして、いわゆる自家輸血の体位をとると出血を抑えることが出来ます。

 

間接圧迫法

 

止血は直接圧迫法を使うことが原則ですが、直接圧迫法だけで止血できない場合は間接圧迫法を使いましょう。

 

間接圧迫法は、出血部位と心臓との間の出血部位に近い動脈の一点(止血点)を指で圧迫して止血する方法です。

 

 

この止血法は、体のどの部位にも使用できるわけではなく、頭部や四肢に限られます。