ストレスチェックを実施することでわかること

ストレスチェックを実施することでわかること

ストレスチェックと警備業のページで、ストレスチェックとはどんなものなのか、どういう部分を義務化しているのか、罰則はどうなっているのかについてご紹介させていただきました。

 

このページでは、実際の私個人や会社のストレスチェックの結果を紹介するとともに、ストレスチェックを実施するとどういうデータや結果がわかるのかについてご紹介させていただきます。

 

個人のストレスチェック結果表

 

まずは、各個人のストレスチェック結果にどんなことが書かれているのかをご紹介します。

 

実際に私が実施したストレスチェックの結果をもとに説明していきます。

 

ストレスチェック個人結果

 

ストレスの総合評価

 

まず、左側半分には私個人のストレスに対する総合評価が書かれています。
私の場合はそれほどストレスを感じている状態ではないようです。

 

さらに左下の図では、ストレス反応、ストレス要因の周囲のサポートの程度から、自分がどの程度ストレスを抱えているのかを判断することが出来ます。

 

水色のゾーン内に☆マークがあると、ストレスを一定以上抱えているという診断になります。

 

また右下の表は、仕事のストレス要因、心身のストレス反応、周囲のサポートの3つの側面でどの程度ストレスを感じているのか、会社全体と比較した数値が書かれています。

 

ストレス要因

 

画像右上部分では仕事上どの部分にストレスを感じているのかを知ることが出来ます。

 

ストレスを感じる要因は以下の項目です。

 

  • 心理的な仕事の負担(量)
  • 心理的な仕事の負担(質)
  • 自覚的な身体負担度
  • 職場の人間関係でのストレス
  • 職場環境によるストレス
  • 仕事のコントロール度
  • あなたの技能の活用度
  • あなたが感じている仕事の適正度
  • 働きがい

 

グラフのメモリが大きいほどその項目にストレスを感じていることになります。

 

心と体の反応

 

ストレスを感じることによって、心や体に実際にどういった変化が起きているのかをグラフ化してくれています。

 

周囲からのサポート状況

 

職場の上司、同僚、家族、友人といった周囲の人間からどの程度サポートを受けていると感じているか、満足度がグラフ化されています。

 

集団分析

 

ストレスチェック集団分析結果

 

各個人の分析をまとめた会社全体の結果や各部署ごと(どの範囲でグループ化させるかは会社の自由です)の結果を分析することが出来ます。

 

全国結果や、同業者の平均と比較して自社がどのような状態にあるのかも評価してくれます。

 

職場結果評価一覧

 

職場結果評価一覧

 

事業場全体と各部署別にストレスの度合いを表示しています。

 

100を基準としてそれより上ならストレス度合いが高く、100未満ならストレス度合いは低いと言えます。

 

120を超えると職場の環境として問題がある状態と判断できるようです。

 

総合健康リスク評価

 

総合健康リスク評価

 

仕事の負担の度合い、職場のサポート、健康リスクの面で従業員にどの程度負担がかかっているかを知ることが出来ます。

 

全国平均より数値が高ければ負担になっていると言えます。

 

仕事のストレス判定図

 

仕事のストレス判定図

 

ストレスの度合いをグラフで表示しています。

 

色のついていないところに点があればストレスは比較的少ないと言えます。

 

色の濃い所へ行けば行くほどストレスの度合いは大きと言えます。

 

評価尺度別ストレス負荷の概要

 

評価尺度別ストレス負荷の概要

 

これははストレスがどのように身心へ影響を及ぼしているかを表にして示しています。

 

仕事のストレス要因

 

仕事のストレス要因

 

仕事上どの面でストレスを感じているかをグラフによって示しています。

 

職場の環境改善等に役立てることが出来るかと思います。

 

周囲のサポート

 

周囲のサポート

 

周囲のサポートにどの程度ストレスを感じているかを示しています。

 

高ストレス者の割合

 

高ストレス者の割合

 

職場内の高ストレス者が何人いて、全体の何%程度なのかを、世代別、職種別に表示しています。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

ストレスチェックを実施することで自分がどんな部分にストレスを感じているのか、また会社全体がどういう状況にあるのかを客観的に知ることができるのが分かっていただけたかと思います。

 

この結果をもとに職場の環境や待遇を改善させることでよりよい環境をつくったり仕事の効率化を図ることが出来るのではないのでしょうか?

 

まだストレスチェックを実施していない会社は、早めに実施することをおすすめします。

 


 

関連リンク

 

ストレスチェックと警備業









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