『交通誘導員ヨレヨレ日記』なぜヒット?“最底辺の職業”から見えた働く高齢者の残酷な現実
2019年7月に発売された、「交通誘導員ヨレヨレ日記」という本が、いま世間で売れているようで、重版を繰り返し、今では7万6000部のヒットとなっているそうです。
著者が実際に警備員として経験した過酷な現場の実態をつづった作品のようですが、日記の内容について書かれた記事を見つけましたので、一部引用してご紹介します。
『交通誘導員ヨレヨレ日記』は出版当時73歳の著者が、断続的だがトータルすると2年半もの間、交通誘導員として働いてきた中で見えた業界の実態を日記形式で綴っている。表紙に描かれた、まさに“ヨレヨレ”な姿の交通誘導員のイラストと、帯の「最底辺の職業」という文字が印象的だ。
本書の中で、柏さんが妻から「70を過ぎて交通誘導員をやっているなんてみっともない」となじられる場面がある。悲しいかな、世間では交通誘導員を蔑んだ目で見る人もいなくはない。
「自分よりも年下の作業員や、見ず知らずのドライバーに怒鳴られることもありました。マンション警備の際には、住民から2基あるエレベーターのうち次に来るのはどちらかを教えなかったと逆ギレされ、『オレたちの金で警備をしているんだろう、バカヤロー』と理不尽な言葉をかけられたこともあります」(同)
この他にも、本書で描かれる交通誘導員たちは、世間からお世辞にも良い扱いを受けているとは言い難い。こうした実情を知ると、交通誘導員たちが「最底辺の職業」と自嘲したくなる気持ちもうなずける。
ビジネスジャーナルより一部引用
警備業界の過酷な実態を面白おかしく描いた作品のようです。
確かに決して恵まれた業界ではないですが、悪いことばかりではないしいい経験もできる業界だと個人的には思っています。
同じ現場で働いている皆さんだからこそ共感できるところもあるかと思います。興味のある方は一度読んでみてはいかがでしょうか?
関連ページ
- 警備員の防寒対策と重ね着のコツ
- 京急電鉄など3社、羽田空港第3ターミナル駅で警備の実証実験を実施
- 「申請しない人も多い?」 コロナ感染で沖縄県内初の労災認定3件
- コロナウイルスと労災補償
- JR東日本 新幹線の車内警備にウェアラブルカメラ、11/17〜12/7 実証実験
- 五輪に向け再始動 組織委・警備JV、警備会社を追加募集へ
- 全警協「就職氷河期世代」支援、愛知でスタート
- 警備員教育に「eラーニング」を活用
- 警備アバターロボット「ugo」(ユーゴー)が商用化へ ビルオーナー・警備会社向けに 次世代DX警備ソリューションとして提供
- ストレスチェックを実施することでわかること
- ストレスチェックと警備業
- 11月1日は「警備の日」
- 警察でも脱ハンコ 21年までに廃止、ウェブ化も促進
- 非正規雇用のボーナス・退職金に関する最高裁判決をどう読むか(同一労働同一賃金)
- 巡回中に窃盗「パチスロで借金」 元ALSOK警備員
- 立ち入りの際に聞かれること
- 静岡県 今秋にも「自家警備」
- 8月の有効求人倍率1.04倍に低下 6年7カ月ぶり低水準
- 警備大手系列、機械警備めぐり談合か 公取委が立ち入り
- 全警協の「コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が改訂 8月28日
- 警備業協会が就職氷河期世代向けに無料の短期資格等習得コース事業を実施
- コロナウィルスの影響で人手不足は大幅に緩和されるも、警備業界は
- 2020年度地域別最低賃金が発表
- ALSOK警備員を逮捕、警備中「金盗んだ」
- 熱中症による死亡者数とコロナウィルスによる死亡者数の比較
- パワハラ防止法が2020年6月から施行
- 最低賃金審議会で「据え置き」決着
- 警備員個人が申請できるコロナ支援金・給付金
- 6月の有効求人倍率1.11倍に
- 水に濡らして使う「クールコアマスク」
- 夏の警備員向けマスク
- 警備業の概況(令和元年)
- ALSOKがマスクによる熱中症防止用の「通気アタッチメント」を開発
- 水に濡らして瞬間冷却「ウォータークーリングベスト」
- 警備員が仕事中にも使える!携帯扇風機
- 警備業協会のコロナ対策ガイドラインがマスクに関する項目を改定
- 警備業界におけるコロナウイルスの影響
- コロナ感染者の中で一番死亡率の高い職業
- 警備員のコロナ感染状況
- 警備会社におけるコロナ関連対応指針の決め方
- "現金輸送スタンガン強盗" 警備員2人相手に襲いかかるも返り討ち
- 警備員、警備会社も対象になるコロナ関連助成金
- 警備業法の欠格事項の変更(2019年12月14日改正)
- 都内施設警備員がコロナウイルス感染
- コロナウイルスに関連した警備員への給料の補償について
- 高齢者の就業意欲と就職状況
- 警備員のコロナウイルス対策
- 警備員がコロナウイルスに感染
- 同一労働同一賃金と警備業
- 警備員の新任教育、現任教育時間の改正
- 時間外労働の上限規制と警備業
- 「5年以上もずさんな警備」ALSOKが空港保安検査で「警備業法」違反 - 「週刊文春」編集部
- 罰金、科料、過料ってどう違う?
- 懲役、禁固(禁錮)、拘留、勾留ってどう違う?
- 有給休暇の取得義務化と警備業
- 雇用保険料の免除が2020年3月で終了
- 破産と復権
- 警備員と英語、外国語対応
- 警備員の労務単価2020
- 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(暴対法)第9条
- 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第12条
- 労働争議って何?
- 警備業におけるコロナウイルス感染予防対策ガイドライン
- 警備業務検定の特別講習の合格率
- 晦LSOKが完全自立飛行ドローンでスカイツリーを警備
- 全警協「成長戦略検討会」で外国人雇用やICT、テクノロジー活用について議論
- 交通誘導中の警備員が交通事故で死亡 無差別に殺害しようとしたか