熱中症で警備員死亡 対策取らなかった疑い、警備会社と社長を書類送検
8月に工事現場で50代男性警備員が熱中症で死亡した事故で、加古川労働基準監督署(兵庫県加古川市)は4日、労働安全衛生法違反の疑いで、加古川市加古川町の警備会社「ハリック」と、同社の社長を神戸地検に書類送検した。
送検容疑は8月21日、同市内の工事現場で、気温が30度を超える高温だったにもかかわらず、作業員に与える塩や飲料水を備える対策を取らなかった疑い。
警備員は交通整理などに当たっており、熱中症の症状を訴えて病院に運ばれたが、死亡した。
神戸新聞NEXTより引用
加古川労働基準監督署によりますと、ことし8月21日、加古川市の道路工事現場で、誘導や警備をしていた50代の男性警備員が熱中症の症状を訴えたため、病院に搬送され、その後、死亡しました。
この日、加古川市は、気温が30度以上の真夏日で、熱中症を予防するための指標として使われる「暑さ指数」も激しい運動は避け、休憩や水分を積極的にとる必要があるとされる28以上した。
労働安全衛生法は、多量の汗が出るような作業場では、水分や塩分を備えるなど対策を取るよう規定されていますが、現場ではこうした対策は取られていなかったということです。
このため労働基準監督署は4日、警備会社と社長を書類送検しました。
調べに対して社長は「水分や塩分の補給は本人任せにしていた」などと話しているということです。
NHKニュースウェブより引用
勤務中の熱中症によって亡くなってしまった警備員に対する、熱中症対策がきちんと取られていなかったために会社と社長が書類送検されてしまったようです。
細かい状況まで記事には書かれていないので何とも言えませんが、他の警備会社でも十分起こり得そうな事案です。
皆様の会社でも、警備員さんの健康管理には十分配慮するようにしてあげてください。
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